既存の屋根材を撤去・処分して、下地の傷みなどを確認した後、新しい屋根材に替えることです。
葺き替えではなく、壊れたり、痛んだり、変色した瓦のみを入れ替える補修工事や、 現在屋根に乗っている瓦を再利用し、綺麗に並べなおす屋根瓦の葺き直しも可能です。
屋根は、太陽による熱や紫外線、気温の高低差などによるチョーキング、酸性雨などで経年劣化していきます。瓦屋根の場合は、瓦のズレ・瓦の割れ・瓦の剥がれなどが現れ、金属屋根の場合は、サビなどの症状が現れます。
屋根の経年劣化により、屋根の強度、耐久性が落ち、屋根だけでなく建物自体の寿命も削っていきます。雨漏りの段階になると、柱や梁にまで劣化が及んでいますので、補修するにも莫大な費用がかかることになってしまいます。
建物に影響を及ぼす前に、屋根の葺き替えや葺き直し、補修、塗り替えを行い、建物の耐用年数を延ばすことをお勧めいたします。
屋根の葺き替えによるメリット屋根材の種類 | 耐用年数 | 屋根材メーカー | 特徴 |
瓦葺き | 20〜30年 | ・野安製瓦 ・鶴弥 ・新東 ・東洋瓦 |
粘度を成形して焼いた屋根材で、形によって和瓦と洋瓦に分けられます。ほかの屋根材と比べ高価ですが、それだけに高級感があります。 |
スレート | 20年 | ・クボタ松下電工 ・ニチハ ・旭ファイバーグラス |
本来のスレートは、玄昌石を材料にした薄い板状の屋根材でが、一般的に普及しているのは、彩色スレートと呼ばれるセメントと繊維を原料としてつくられたものです。 |
金属板 | 20年 | ・クボタ松下電工 ・ニチハ ・旭ファイバーグラス |
鋼板、銅板、アルミニウム板、ステンレス板などの種類があります。 瓦と比較すると非常に軽く、ゆるやかな勾配にすることもできます。 |
アスファルトシングル葺き | 20年 | ・クボタ松下電工 ・ニチハ ・旭ファイバーグラス |
無機質繊維の基材にアスファルトを塗覆し、表面に細かい砂利を付着させ、着色した屋根材です。 |